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こんにちは!管理人Yです♪
夏野菜の代表格であるきゅうりにはよく、栄養がないと言われていますが、それは誤解です!
きゅうりはギネス世界記録に「最もカロリーの低い果実(Least calorific fruit)」として認定されています。
きゅうりに含まれる成分の約95%が水分でできており、カロリーは低いですが、実はビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれているんです✨
また、きゅうりにはビタミンCを破壊する成分が含まれていると言われていますが、そちらも間違った情報です。
この記事では、きゅうりが持つ健康効果について詳しく解説し、その栄養素を最大限に活かす方法や、おすすめのレシピも紹介していきます👌
さっそくですが、きゅうりに含まれる栄養成分を見ていきましょう。
生のきゅうりの可食部100g当たりの主な栄養価と、比較対象としてトマトの栄養価もご紹介します!
きゅうり | トマト | |
---|---|---|
エネルギー | 13kcal | 20kcal |
たんぱく質 | 1.0g | 0.7g |
炭水化物 | 3.0g | 4.7g |
カリウム | 200mg | 210mg |
ビタミンK | 34μg | 4μg |
ビタミンC | 14mg | 15mg |
食物繊維(総量) | 1.1.g | 1.0g |
トマトと比較してみても、きゅうりにはビタミン(特にビタミンK)やミネラル、食物繊維などの栄養素がきちんと含まれていることが分かりますね💡
ここからは、きゅうりに含まれている主な栄養素の効果や作用について、それぞれ詳しく解説していきます。
カリウムは、必須ミネラルのひとつであり、主な作用は「血圧を正常に保つ」、「筋肉の動きをよくする」等が挙げられます。
『必須ミネラルとは?』
ミネラルのうち、人の体内に存在し、栄養素として欠かせないことが確定しているものを「必須ミネラル」といい、現在では16種類存在しています。
有名なもので言えば、カルシウムや鉄、亜鉛などですね。
ミネラルは、体内で合成できないため、食物から摂取する必要があります。
カリウムが不足すると、血圧が上がってしまったり、夏バテしやすくなることがあります。
また、カリウムには利尿作用があり、過剰摂取になりがちなナトリウム(塩分)の排出を助けてくれたり、むくみの解消や高血圧予防に効果的です。
ビタミンKは、脂に溶けやすい脂溶性ビタミンのひとつです。
『ビタミン』
ビタミンは、必要量を体内で合成することができません。(合成されても十分な量ではない)
そのため、食物から摂取しなければならないのですが、脂溶性ビタミンは過剰に摂取すると過剰症を引き起こすので、サプリメント等から摂取する際には注意が必要です。
ビタミンKの主な作用は、怪我をした際など、「血液を凝固させる」働きがあります。
カルシウムの骨への沈着を促して流出を防ぐ効果や、コラーゲン生成を促進し骨質を改善する効果もあるようです。
ビタミンKの主な欠乏症は、頭蓋内出血、血が止まりにくくなる等があります。
ビタミンKは脂溶性で熱に強い性質を持っており、炒めものなどの油を使った調理方法がおすすめです。
ビタミンCは、水に溶けやすい水溶性ビタミンのひとつです。
水溶性ビタミンは脂溶性ビタミンとは違い、過剰に摂取しても体内に蓄積されず、尿といっしょに排泄されます。
ビタミンCの主な作用は、「コラーゲンの生成を助ける」、「コレステロール値を下げる」、「鉄分の吸収をよくする」などの働きがあります。
ビタミンCが不足すると、疲労感、脱力感、皮下出血(アザができる)、壊血症などが引き起こります。
食物繊維は、人間の消化酵素では消化することのできない成分です。
消化吸収されないので、エネルギー源やからだの構成成分にはなりませんが、とても重要な働きをしてくれることから「第6の栄養素」と呼ばれています。
水に溶けるかどうかで、水溶性と不溶性に分類され、それぞれの働きは以下のようなものがあります。
- 消化速度を抑制し、食事の腹持ちをよくすることから、肥満予防に効果的
- ブドウ糖やコレステロールの吸収を遅らせる効果があり、糖尿病や高血圧、脂質異常症など、生活習慣病を予防する
- 便のかさを増やしたり、腸を刺激して動きを活発にし、便通をよくして便秘を防ぐ
- 腸の有害物質を排泄し、腸内環境を整え、大腸がんの予防に効果的
また、食物繊維を含む食品は、口の中で噛む回数が増えるため、食事の満足感が上がり食べ過ぎを防止したり、あごの強化や虫歯の予防にも繋がります。
『食物繊維の過剰摂取に注意』
食物繊維を食品から摂取する場合には過剰摂取の心配は不要とされていますが、サプリメントなどによる過剰摂取は、下痢や軟便、ミネラルの吸収阻害などを起こすことがあり注意が必要です。
きゅうりはビタミンCを破壊するわけではない
「ビタミンCはきゅうりと一緒に摂取すると破壊されてしまう」と思われる方もいますが、実は最近の研究では、そうではないことが分かっています!
ビタミンCには、「還元型」と「酸化型」があり、きゅうりに含まれるアスコルビナーゼという酵素は、ビタミンCを酸化型に変化させる働きがあります。
つまり、きゅうりはビタミンCを破壊するわけではなく、酸化させるということです。
ヒトの体内では、酸化したビタミンCでも、還元型ビタミンCとして吸収されることが分かっており、どちらともその効果はあまり変わらないそう😊
ただし、長時間空気中に放置しておくと、酸化したビタミンCはジケトグロン酸に変化してしまうそうです。
また、きゅうりに含まれるアスコルビナーゼという酵素は、熱や酸で抑えられるという特徴があり、きゅうりの場合は加熱調理は難しいので酢の物にしたりすると、ビタミンCの酸化を抑えることができます。
どちらにせよ、すぐ食べるのであれば問題はありませんし、作り置きする場合は酢の物にするのが効果的ということですね!
きゅうりが持つ効能
実はきゅうりには、嬉しい効能がたくさんあるんです!
きゅうりの成分は約95%が水分でできており、生で食べると体を冷やす作用があります。
水分補給もでき、きゅうりの旬である夏の暑い時期にぴったり!
水分に加えて、利尿作用のあるカリウムも多く含むので、ナトリウム(塩分)の排出を助けてくれたり、むくみの解消や高血圧予防にも効果的🌟
さらに、きゅうりの青臭さのもとはピラジンという成分で、血液をサラサラにする効果が期待できます。
カロリーが低い上に、食物繊維も含まれているので、ダイエットにもうってつけの野菜ですね!
きゅうりを使ったおすすめレシピ
ぬか漬けは、ビタミンB1・B2を摂取できるので非常におすすめです!
ただし、食べ過ぎると塩分の摂りすぎになるので注意が必要です。
ご自分で作る際は、冷蔵庫で保管でき、毎日混ぜなくても良いものが簡単でおすすめです。
- ★お酢…150ml
- ★砂糖…120g
- ★水…75cc
- ★タイム…少々
- 塩…小さじ1程度
- お好みの野菜…きゅうり、大根、パプリカ、にんじん、ミニトマトなど
<作り方>
- 鍋に★の材料をすべて入れ、中火にかける。
- 木べらなどで混ぜながら軽く沸騰させ、砂糖を溶かす。
- 砂糖が溶けたのを確認できたら火を止め、粗熱をとる。その間に野菜の下ごしらえをします。
- お好みの野菜を食べやすい5cm幅ほどの大きさに切る。(大根やにんじんは皮を向き、ミニトマトは爪楊枝で数か所穴を開けると味が染み込みやすいです。)
- カットした野菜をボウルに入れ、塩を振りかけ全体によく混ぜ合わせる。(野菜の量によって塩の量は調節してください。)
- ザルに移して、10分ほど置き、水気を切ります。
- 保存容器に、粗熱が取れたピクルス液と水気を切った野菜を混ぜ、冷蔵庫で一日漬ければ完成!(ピクルス液の表面にラップでフタをすると更に漬かりやすくなります。)
こちらのレシピでも簡単に作れますが、カンタン酢に漬けるだけで更に楽にピクルスを作ることが出来るのでとってもおすすめです🙌
こちらもカンタン酢を使ったレシピです!
母から教わり、我が家の定番です💖
- きゅうり…1本
- タコ(ボイル)…100g
- 玉ねぎ…中1/4玉
- お好みでミニトマトやワカメを入れても可◎
- 塩(きゅうりの塩もみ用)
- ★カンタン酢…適量
- ★オリーブオイル…少々
- ★乾燥バジル(粉末)…少々
<作り方>
- きゅうりは薄く輪切りにし、塩もみをしておく。
- 玉ねぎは薄くスライス、タコも薄切りにする。
- きゅうりはよく水気を切り、ボウルにすべての材料を入れ混ぜ合わせる。
- 器に盛り付けたら、完成!
- きゅうり…1本
- 乾燥春雨…10g
- 中華くらげ…100g
- カニカマorハム…50g
- 醤油…大さじ1.5
- お酢…大さじ1
- てんさい糖…大さじ1/2
- ごま油…大さじ2
- いりごま…大さじ1
- 春雨を表記の時間でゆでる。
- きゅうり、ハムを細切りにする。(カニカマの場合は手で裂きます。)
- すべての材料を混ぜ合わせれば、完成!
新鮮で美味しいきゅうりを選ぶポイント!
きゅうりは、水分が抜けることで鮮度が落ちてしまいます!
新鮮なきゅうりを見分けるためのポイントは、以下を参考にしてみてください🌟
- イボと形状:表面にイボがある品種の場合、イボがとがっている方が新鮮です。また、表面がなめらかでイボがない場合でも、まっすぐで太さが均一なものを選びましょう。歪んでいたり、先端が萎んでいるものは、成長不良や水分が抜けている可能性があります。
- 色の濃さ:できるだけ濃い緑色のきゅうりを選びます。鮮度が高いきゅうりは色が鮮やかで濃く、黄色や茶色の斑点やしわがあるきゅうりは古くなっていたり、日照不足で十分に育っていない可能性があります。
- 表面のつやとはり:きゅうりの表面につやとはりがあることも鮮度の目安です。新鮮なきゅうりは、はりつやがありますので、表面をよく確認してみてください。
きゅうりの表面に付着している白い粉は、「ブルーム」と呼ばれ、雨や乾燥から保護するためにきゅうりが分泌するものです。最近はブルームレスの品種もありますが、ブルームが付着していても問題ありません。
きゅうりの鮮度を保つ!栄養を長持ちさせる保存方法
きゅうりは低温に弱いため、野菜室での保管がおすすめです!
最適な温度は10〜13℃の間です。冷蔵室ではなく野菜室で保管することで、適切な温度を維持できます。
きゅうりを保存する際は、水洗いをしキッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取ります。
水分が残っていると雑菌が繁殖しやすくなり、ぬめりの原因にもなりますので、十分に水分を取り除きましょう。
すぐに使用しない場合は、1本ずつラップで包み、へたを上にして容器に立てて野菜室で保存すると長持ちします。保存期間は約1週間です。
ビニール袋に入れたまま冷蔵すると水分が抜けやすく、苦味やえぐみが出てしまうので、ラップで保存する方法がおすすめです。
使いかけのきゅうりは、断面が空気に触れると酸化して傷みやすくなるため、こちらもラップをぴっちり密着させるようにして保存しましょう。保存期間は3日〜5日程度ですが、1週間以上保存するとえぐみが出てしまうのでなるべく早めに使用するのが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?♪
きゅうりにはしっかり栄養素がありましたね!
ビタミンCを破壊するわけではなく、他の栄養素も豊富で、体にとっても良い効果が沢山ある野菜だということが分かりました✨
今回ご紹介したきゅうりを使ったレシピも、どれも簡単で絶品なので是非試してみてほしいです💓
参考になれば嬉しいです!
ではまた~😊